私も遅ればせながら、1年くらい前に、PCのシステムドライブをHDDからSSDに交換しました。PCを2台所有していますが、2台ともSSDに交換しました。
HDDでもそれほど不便さを感じていなかったのですが、SSDにしてみたら、あまりにも快適で驚きました。
CPUやメモリもPCの操作の快適性に大きな影響を与えますが、まさか、システムドライブをSSDにすることで、こんなに快適になるとは思いませんでした。
Windows10のアップデートに対応していなかったので、10年近く使ったデスクトップパソコンを1年半ほど前に買い換えました。
CPUのスペックは、以前のPCに比べると、当然、かなりハイスペックになりました。しかし、実際に使ってみると、以前のPCに比べてそれほど動きが速いという感じはしませんでした。
※このとき、あえて新しいPCのシステムドライブをHDDにして購入しました。それは、最後まで迷ったPCのシステムドライブ(SSD)の容量が500GBだったからです(個人的には、1TB以上は欲しかった)
それが、システムドライブをHDDからSSDに交換すると驚くほど速く、快適になりました。
今回の記事では、おすすめのSSD、SSDを購入するときの注意事項、実際に私が購入したSSDについて書いてみたいと思います。
やや種類が多く、古いPCの場合、対応条件が、やや複雑ですが、それでもより速いM.2 SSDに興味がある方は、以下の記事で書いています。
参考にしていただければ幸いです。
目次
システムドライブをSSDにするメリット
HDDからSSDにすることで多くのメリットがあります!
特に、システムドライブをSSDにすると、さらにメリットが多いと感じました!
※システムドライブとは、OSがインストールされたドライブのことです。
HDDをSSDに交換するメリット
●書き込み速度、読み込み速度が圧倒的に速くなる
そのためPCを快適に操作できるようになります
●HDDに比べて圧倒的に静か
HDDと仕組みが違い、SSDは、モーターで回転することがないので、音が非常に静かです。
さらに、システムドライブをSSDにするメリット
●PCの起動時間が、かなり速くなる!
これが恐らく、システムドライブをHDDからSSDに変更したときに、最初に気づくことではないでしょうか。PCの起動時間が、半分以下になる場合も多いです。とくに古いPCの場合、それが顕著に実感できると思います。
私の場合は、古いノートパソコンですが、起動時間が約2分だったのが、SSDに変更すると約40秒になりました。
逆に新しいPCで、しかもCPUがハイスペックなPCは、それほど起動時間は、変わらないかもしれません。しかし、それは、恐らくPCの設定で、「高速スタートアップ」が有効になっているからだと思います。
高速スタートアップを無効にしてみると、HDDとSSDの起動時間の差が顕著に出ます。
●PCの起動後、すぐに快適に操作できる!
私は、これが一番、助かりました。システムドライブがHDDだったときは、PCの起動直後は、動作が重く、ソフトの起動も遅く、快適に操作できるまで、1分ほどかかりました。
特にPC起動後、すぐにネットの閲覧を開始するとブラウザの動作が非常に重かったです。
しかし、システムドライブをSSDに変更してみると、起動後、すぐに快適にPCを操作できるようになりました。
●Windowsアップデート中でも快適にPCが操作できる!
システムドライブがHDDのときは、自動でWindowsアップデートが始まると、PCの動作が非常に重くなりました。
インターネット中にブラウザが、まるでフリーズ状態のようになることもたまにありましたが、システムドライブをSSDに変更してからは、そういうことがなくなりました。
●ディスクの使用率が高くなることがほとんどない!
CPUの使用率やメモリの使用率がそれほど高くなくても、ディスクの使用率が高いとPCの動作が重くなります。
システムドライブがHDDの時は、ネットに接続した直後など、ディスクの使用率が、高くなることが、何度かありましたが、SSDに交換してからは、基本的になくなりました。
SSDのデメリット
SSDには、多くのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
●HDDに比べて値段が高い
以前に比べれば、かなり値段が安くなってきましたが、それでもHDDに比べると、まだまだ値段が高いのが実情です。
●書き込み容量に上限がある
HDDと違い、書き込み容量に上限があります。ただし、発売当初とは違い、現在は、書き込み容量の上限がかなり大きくなりましたので、普段使う際に特に、気にする必要はないと思います。
●HDDに比べて、やや故障を予測しづらい
HDDの場合、故障する前に何らかの前兆があることが多いです。
例えば、異音がするようになる、動作が不安定になるなど。
しかしSSDは、HDDに比べると、やや故障を予測しづらい傾向があります。
今のところHDDが得意とするジャンル!?
どうしてもデータを頻繁に移動したり、上書きしたり、削除したりするテレビの録画用のストレージには、今のところSSDよりは、HDDの方にやや軍配が上がるかなと思います。
その証拠に、現在では、ブルーレイレコーダーに搭載されている録画用ストレージにSSDが使われている製品はないと思います。恐らくすべてHDDが搭載されています。
ただし、SSDの価格がHDDと同じくらいになり、書き込み容量の上限がさらにアップされれば、将来的には、SSDが搭載されたブルーレイレコーダーが登場する可能性は非常に高いと思います。
SSDの種類について
主な種類には、
1.8インチタイプ、2.5インチタイプ、mSATAタイプ、M.2タイプがあります。
現在、一般的に多く販売されているのは、「2.5インチタイプ」と「M.2タイプ」ではないでしょうか?
現在、特に主流なのが、M.2タイプと2.5インチタイプ!?
理由は、リーズナブルな価格で互換性が高いからだと思われます。
2.5インチのSSDは、基本的に、現在使用しているPCで、普通に使えると思います。多少古いPCでも恐らく問題ないでしょう。それは、3.5インチ、2.5インチHDDと差込口が同じ(SATA接続)で互換性があるからです。
※恐らくWindows7以降のPCであれば問題ないと思います。ちなみにシリアルATA(SATA)接続の前は、IDEという接続方式のHDDが主流でした。
IDE接続方式のHDDは、2000年の初めくらいまで使われていたそうです。
M.2タイプのSSDを取り付けるには、PCに専用のスロットル(コネクタ)が必要!
ここ3年程くらい前に発売されたPCの場合、システムディスクは、M.2タイプのSSDが使われている場合がほとんどだと思います。
しかし、古いPCには、対応していない場合があります。どうしても取り付けたい場合は、 NVMe SSD増設用インターフェイスカードを使うことで解決する場合もあります。
形状は、PCのメモリに似ています。ただし差し込みの口の形状、長さは、全く違います。
また、2.5インチタイプのSSDに比べて、速度が速く、基本性能が高いのが特徴です。
2.5インチタイプのSSDに比べて、同じM.2タイプでも規格の種類が多く、互換性の問題もあり、初めての場合は、やや選ぶのが難しく感じるかもしれません。
※読み込み速度、書き込み速度が速いためには接続が、NVMe接続であることが条件です。SATA接続の場合は、2.5インチのSSDと速度は、ほとんど変わらなくなります。
一般的に、M.2タイプのSSDには、PCIe3.0とPCIe4.0があり、相互に互換性は、ありますが、基本的に、PCIe4.0の方が処理速度が高速になります!
また、一般的にPCIe3.0のSSDの場合は、熱対策のヒートシンクが使われていない場合も多いですが、PCIe4.0の場合は、ヒートシンクが必須になります。
SSDには、グレードがあり性能に違いがある!
SSDは、グレードによって耐久性や処理速度が違います!
SSDには、グレードがあり、以下のような性能の順番になっています。
左の方が、性能がよく、耐久性も優れています。
SLC >MLC >TLC > QLC > PLC
個人的に、おすすめするのは、TLC以上です。
それより下だとせっかくSSDにしても、その速さをあまり実感できない可能性があります。
現在、多く販売されているのは、TLCタイプが多いと思われます。値段が安い場合は、QLCタイプの場合があります。MLC以上のタイプは、現在でも高価です。
よく調べてから購入することをお勧めします!
※製品によっては、グレードが公表されていない場合もあります。そういう場合は、その製品の書き込み速度、読み込み速度、TBWなどを参考にするといいと思います。
SSDを購入する際のチェックポイント!
●どのタイプのSSDを購入するか?
セカンドストレージに使うなら現在なら、2.5インチタイプをおすすめします!
2.5インチタイプは、互換性に優れており、恐らく多少古めのPCでもほとんどの場合問題なく使える可能性が高いです。
※シリアルATA(SATA)接続が可能であることが条件です。
また、M.2タイプのSSDと比べて発熱が少ないため、基本的に熱対策が不要の場合が多いです。
SATA接続とは、現在主流のHDDやSSDの接続方式であり、恐らくそれ以外の接続方式を現在使用していることは、少ないと思います。
ちなみに、私も身の回りのHDDを調べてみましたが、15年くらい前に購入したHDDも接続方式が、SATAタイプでした。
ただし現在の主流は、SATA3.0タイプ(6Gbps対応)です。そのため、古いPCだとSATA2.0までしか対応していない場合があります。
そのため、もし自分のPCがSATA2.0までしか対応していない場合は、SATA3.0対応のSSDの性能を最大限に発揮することはできません。
しかし、それでも現在、HDDを使用している方が、SSDにした場合は、PCの動作スピードがかなり速く感じると思います!
実際に、私のノートパソコンは、SATA2.0までしか対応してませんでしたが、HDDからSSDに交換後、驚くほど速くなったと感じました。
※SATA3.0とSATA2.0は、互換性があります。
補足事項!
今回の記事では、2.5インチタイプのSSDを紹介してますが、さらに高速タイプの体験ストレージが欲しい場合は、M.2タイプのSSDがおすすめです!
読み込み速度、書き込み速度ともに、2.5インチのSSDより圧倒的に速いのがM.2タイプのSSDの特徴です。
2.5インチのSSDでさえ、HDDに比べて圧倒的に速いのですが、それよりもさらに圧倒的に速いのが、M.2タイプのPCIe3.0×NVMe接続のSSDです!現在は、それよりも高速なPCIe4.0が主流になっています。
ただし、その分価格が高くなります。また、発熱量が多いのもデメリットの1つとしてあげられるかもしれません。
※もちろん、PCがM.2タイプに対応している(M.2タイプのスロットルがある)ことが条件です。また、速さを実感するには、接続が、SATAではなくNVMe接続であることが必須条件です。ここ3年くらい前に発売されたPCであれば、ほとんどが対応していると思います。
ただし、M.2タイプでもSATA接続の場合は、2.5インチタイプのSSDと読み込み速度、書き込み速度がほとんど変わりません。
●SSDのグレードは?
個人的には、TLC以上のものをおすすめします!
※製品によっては、表示されていない場合もあります。その場合は、読み込み速度、書き込み速度、TBWなどを参考にするといいかもしれません。有名メーカーの製品であれば、グレードが公表されていないからといって性能が劣る製品とは限りません。
●SSDの容量は?
システムドライブに使うのなら個人的には、500GBか1TBがおすすめです。
コストパフォーマンスがいいのと、バックアップをとったり、将来的に、新しいSSDに交換する際に、現在のSSDのクローンを作成しやすいためです。
大きな容量のSSDをつけるとクローンを作成する際に面倒な場合があります。
具体的に説明すると、小さな容量のSSDから同容量か、大きな容量のSSDへクローンを作成するのは、割と簡単です。
しかし、容量の大きなSSDから容量の小さなSSDへクローンを作成するのは、やや難易度が高くなります(いわゆる縮小クローンの作成)
※縮小クローン作成時には、回復パーティションがうまく再現できない場合があります。
SSDをデータ保存用のセカンドストレージとして使用する際は、1TBか2TBくらいがいいのではないでしょうか?
そのくらいまでが、現在では、コストパフォーマンスが高いと思われます。4TB以上になるとかなり高額になります。
もし、それより容量の大きい6TB、10TBなどのデータ保存用のストレージが欲しいのなら、値段が安いHDDにする方がベターかもしれません。
●どのメーカー、どのブランドのSSDにするか?
SDカードなどのフラッシュメモリで実績のあるメーカーをおすすめします。SSDの仕組みがフラッシュメモリと似ているためです。そのためフラッシュメモリで実績のあるメーカーならSSDの技術も高いと思われます。
●SSDのTBWを調べる!
購入する前に、そのSSDのTBWをチェックしておくといいでしょう。
基本的にTBWの数値が大きいほど、SSDに書き込みできる上限のサイズが大きくなります。同じ製品でも容量によってTBWが違うことがあります。
※TBWとは、SSDにおける書き込み容量の上限を表す数字です。製品によっては、表示されていない場合もあります。
有名メーカーの製品であれば、TBWが公表されていないからといって性能が劣るとは限りません。
●MTBF(平均故障間隔)・MTTF(平均故障時間)
故障しやすさを数値化したものです。長持ちするSSDか?ある程度参考になると思います。
例えば、約120万時間など。時間が長い方が故障しにくいとされています。
厳密には、MTBFとMTTFは違いますが、現在では、同じような意味合いで広く使われている傾向があります。
厳密には、MTTFの方が、長持ちするSSDかを知る指標として適しているとされています。
※製品によっては、表示されていない場合もあります。
有名メーカーの製品であれば、MTBFやMTTFが公表されていないからといって性能が劣るとは限りません。
補足事項!
TBW、MTBF、NANDタイプを公表していない製品も多い
私もSSDを購入する際、色々なことを調べましたが、意外だったのは、有名なメーカー、ブランドの製品でも、TLC、QLCなどのNANDタイプ(セル)、TBW、MTBFを公表していない場合もあるということです。
そのため、特に、有名ブランドの製品の場合、NANDタイプ、TBW、MTBFの数値が表示されていないからといって、それほど心配する必要がない場合もあります。
その場合、読み込み速度、書き込み速度、実際に購入した方のクチコミ評価を参考にされるといいと思います。
おすすめのSSD(2.5インチタイプ)
同じ容量でも値段がかなり安い製品の場合、グレードがQLCの場合があります。
個人的には、先程も触れましたが、システムドライブ(OSをインストールするドライブ)として使うならQLCより性能が高いTLC以上の製品をおすすめします!
※ただし、システムドライブではなく、セカンドストレージとして使用するのであれば、QLCタイプもおすすめです!例えば、データの保存場所などに利用する場合など
コストパフォーマンス、総合バランスでおおすすめ!
Crucial SSD 1000GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm MX500/CT1000MX500SSD1/JP
商品の特徴
●ブランド:Crucial(クルーシャル)
アメリカに本社を置く、半導体製造の多国籍企業であるマイクロン・テクノロジ株式会社の子会社です。
●シリーズ: Crucial MX500
●容量:1TB
ラインアップには、200GB・500GB・1TB・2TBがあります!
●最大読み込み速度:560MB/秒
●最大書き込み速度:510MB/秒
●タイプ:3D TLC NAND
●MTTF:180万時間
※MTTFとは平均故障時間
●付属品
7mm厚 → 9.5mm厚 変換アダプター
備考
TLCタイプで、これだけリーズナブルな製品はあまりないと思います!
読み込み速度、書き込み速度も充分に及第点といえます!
読み込み、書き込み速度の速さとクチコミ評価の高さでおすすめ!
耐久性が1TBで400TBWなのも魅力!
SanDisk サンディスク 内蔵 SSD Ultra 3D 1TB 2.5インチ
SDSSDH3-1T00-G26
●ブランド:SanDisk(サンディスク)
SDカードなどで古くから実績があり、知名度の高いブランドです。
SSDは、HDDと違い、モーターを使いません、構造上、SDカードなどのフラッシュメモリと似ているため、古くからフラッシュメモリで実績のあるサンディスクは、SSDのブランドとしても人気があります。
●シリーズ:Sandisk ssd ultra 3d
●容量:1TB
ラインアップには、500GB、1TB、2TB、4TBがあります!
●読出し速度(最大):560MB/秒
●書き込み速度(最大):520MB/秒
●耐久性:400TBW
最大総書き込みバイト数が400TBもあります!
TBWは、容量によって違います。
500GB:耐久性100TBW、
1TB:耐久性400TBW、
2TB:耐久性500TBW、
4TB:耐久性(数値を見つけることができませんでした)
備考
フラッシュメモリ、SDカードで世界的に有名なサンディスクの製品です!
SSDもフラッシュメモリの仕組みに似ているため、SSDの品質に信頼がおけるメーカーだと思います。読み込み速度、書き込み速度も速いです。
とにかくコストパフォーマンスを重視するなら
シリコンパワー SSD 1TB 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 2.5インチ A55シリーズ SP001TBSS3A55S25
●容量:1TB
ラインアップには、64GB、128GB、256GB・512GB、1TB・2TB・4TBがあります。
●読み出し速度(最大):560MB/秒
●書き込み速度(最大):530MB/秒
●タイプ:3D NAND
●耐久性:500 TBW
※容量によってTBWの値は、違います。
備考
とにかくコストを抑えたい人に向いています。
躍進が目立つ台湾メーカーの製品です。
SDSSDH3-1T00-G25と SDSSDA-1T00-G26、SDSSDH3-1T00-J25の違い
まずは、SDSSDH3-1T00-G25と SDSSDA-1T00-G26の違いについて!
これは、同じブランドでも、シリーズが違う別の製品になります。
SDSSDH3-1T00-G25の方が高性能です!
最大の書き込み速度、読み出し速度、両方とも、SDSSDH3-1T00-G25の方が優れています。
製品の外見上の違いは、
SDSSDH3-1T00-G25には、大きく「Ultra」と表記されています。
SDSSDA-1T00-G26の方は、大きく「SSD PLUS」と表記されています。
SDSSDH3-1T00-G25と SDSSDH3-1T00-J25の違いについて!
これは、品番をよく見ても、最後のG25とJ25の違いしかありません。
基本的に同じ製品と思っていいと思います。
恐らく、J25のJは、japanを表すと思われます。そのため、J25の方は、日本市場向けの製品だと思われます。
実際に購入しましたが、パッケージが日本語でした。
G25のGは、Global(グローバル)を表すと思われます。そのためグローバルモデルとなります。
クチコミに載っていたパッケージの写真を見ると英語表示のようです。
ちなみにグローバルは訳すと「グローバルな」、「世界的な」などと訳されます。
流通形式による品番の違いで、製品の仕様は、同じです。そのため、同じ製品と思ってさしつかえないと思います。ただし、パッケージは、G25が英語表記で、J25は日本語表記になると思われます。
私が実際に購入したのは以下の製品です。
SDSSDH3-1T00-J25
G25とJ25ですが、自分の好きな方、または、その時に、値段が安い方を買えばいいのではないでしょうか?
私は、購入時にG25とJ25を比べて値段の安い方を購入しました。
私が購入したのは、サンディスクのSDSSDH3-1T00-J25
交換した、2台のPCとも非常に快適に動作しています。
PCの起動も速くなり、起動直後でも快適にPCが動くようになりました。
また、最初の方で触れたとおり、Windowsアップーデートが知らない間に、バックグランドで行われても、PCの動作に全くといっていいほど影響がでなくなりました。
そのため、以前は、Windowsアップーデートが始まると、急にPCの動きが重くなり、不便でしたが、このSSDに替えてからは、Windowsアップーデートが行われているのに気づかないほど、PCが快適に動くようになりました。
また、私は、2つとも1TBのタイプを購入しましたが、TBWが400TBなので、使っていて、余裕があります。
一応、「クリスタルディスクインフォ」というフリーソフトで定期的に、総書込み量(NAND)をチェックしていますが、相当な余裕があります。
あくまで計算上ですが、
一日、10GBのデータの書き込みを行った場合1年で以下の容量になります。
10GB×365日(1年)=3650GB
3650GBは、約3.65TBですから、TBWが400TBだと
400TB÷3.65TB=109年という計算になります。
そのため、以前は、SSDは、なるべく、無駄な書き込み作業をやめた方がいいといわれていましたが、そういうことを意識しないで、気軽に自由に使っています。
あと、欲を言えば、やはり、SSD全体に関してですが、もう少し値段が下がって欲しいです。
現在、デスクトップパソコンには、システムドライブ(1TBのSSD)とデータ保存用のセカンドストレージを設置しています(ウェスタンデジタルのWD Blue 2TBのHDD使用)
しかし、SSDの値段がもっとリーズナブルであれば、データ保存用のセカンドストレージもSSDを購入したかったのですが、2TBのSSDは、現在でも結構いい値段がします(笑)
そのため、セカンドストレージには、HDDを使用することにしました。しかしSSDの静かさになれると、HDDの動作音が、やや気になります。
もっとSSD全体の価格が下がってくれると嬉しいですね!
PCのシステムドライブをHDDからSSDに変更後、PCの設定をSSD用に変更する必要があるか?
結論からいうと、私は、何もする必要はないと思っています。
以前ならまだしも、現在は、もうすでにシステムドライブが、SSDのPCが主流になっています。
WindowsのOSを作っているマイクロソフトもその辺は、充分にわかっていると思います。
SSDが、発売したばかりの頃は、PCの設定をSSD用に色々と変更した方がいいという意見が多かった気がしますが、それは、TBWの数値などが低かった昔の話で、現在では、特に気にする必要はないと思います。
私もSSDに交換した当初は、電源の管理で「高速スタートアップ」を無効化していました。
他にも設定を変更した項目もあったかもしれません。
しかし、最新のWindowsアップデート後でも「高速スタートアップ」は、推奨になっています。
私の自論になりますが、システムドライブをHDDからSSDに変更しても、現在においては、特にPCの設定を変更する必要はないと思います。私は、結局、元の設定に戻しました。
一例ですが、「高速スタートアップ」を有効にすると、シャットダウン時に現在の設定を読み込みます。または、PCを休止状態にしても同じように現在の設定をハードディスクに読み込みます。そのおかげで、PCは、高速に起動したり、高速に復帰することができるわけです。
この時、SSDにおいて書き込み作業が行われることになります。しかし、その量は、微々たるものです。
SSDのTBWが400TBW程度あるのなら、特に気にすることはないと思われます。
先程、TBWが400TBWの場合、一日、10GBのデータの書き込みを行った場合、400TBに到達するには、約109年かかる計算になりました。
ただし、PCに不具合が起きた場合は、
一時的に「高速スタートアップ」無効化して、「完全シャットダウン」すると解決する場合もあるかもしれません。
それは、「高速スタートアップ」を有効にすると、シャットダウンする際に、現在のPCの状況を保存することにより、次回のPCの起動を速くする仕組みだからです。
不具合が起きた状態を保存して次回起動してもPCの不具合が直らないこともあるかもしれません。そういう場合は、「高速スタートアップ」を無効化するのもありだと思います。
古いPCに取り付ける場合は、SSD マウンタがあった方がいい場合も!
恐らくほとんどの場合、あまり必要がないと思いますが、一応紹介しておきます。
ノートパソコンの場合は、必要ありません。
古いデスクトップパソコンに、初めて2.5インチのSSDを取り付ける際、SSDにケーブルを差し込むことは、できてもSSDを固定できないことがあります。
それは、3.5インチのHDDより2.5インチのSSDが小さいからです。
ほとんどの場合、PCのHDDの増設スペースに、なんとか2.5インチのSSDを固定できると思うのですが・・・
もし、固定できない場合は、3.5インチのHDD増設スペースに2.5インチのSSDを取り付け可能にするアダプタが必要になる場合があります。
呼び方は、色々あると思うのですが、私は、「SSD マウンタ」と呼んでいます。
以下のような製品です。
調べるとわかりますが、値段が非常に安いので、不安な方は、一緒に買っておいてもいいかもしれません。
2.5インチSSDの取り付け方は?
恐らく、みなさん、すでに理解していると思われるので、簡単に説明します。
※初心者の方や、さらに詳しい取り付け方が知りたい方は、ご足労をかけますが、検索して調べてみてください。
ノートパソコンの場合は、迷うことがないと思います。現在まで使用していた2.5インチのHDDと付け替えるだけです。2.5インチのSSDと差し込み口は一緒です。
デスクトップパソコンの場合は、
SSDをシステムドライブとして取り付ける際は、以前、使用していたシステムドライブ(HDDやSSD)に接続してあった2本のケーブルをそのまま新しく取り付ける2.5インチのSSDに使えばいいだけです。電源ケーブルとSATAケーブルの2本の接続が必要です。
※システムドライブとはOSがインストールされている、いわゆるCドライブのことです。起動ドライブと呼ぶ方もいます。
補足事項!SSDをさらに増設する場合は!?
※現在、PCにHDDもしくは、SSDが、ひとつしかついていない場合、新たに2つSSDを取り付ける場合は、恐らく別途、SATAケーブルが必要になります。
SATAケーブル(SATA3 6 Gbps対応)
色々なところから販売されていますが、そのSATAケーブルが、SATA3に対応しているかどうか確認しておきましょう。