つい最近、3年ほど使っていたUSBメモリの調子がおかしくなりました。
ノートパソコンのUSBポートに、USBメモリを差し込むと、認識されたり認識されなくなる状態を何度も繰り返すようになりました。
USBメモリが、PCに認識されたときに鳴る音とUSBメモリを抜いたときに鳴る音が交互に何度も鳴ります。
また、以前使用していて、現在は、あまり使っていない古いUSBメモリも同じような症状が出ます。
ただ、古いUSBメモリの方は、症状が少し違って、差し込むと、PC側に認識されて、少しの間は、普通に使えます。しかし、突然、認識されなくなります。
恐らく、接触が悪くなったのだと思いました。
ちなみにUSBメモリは、
新しい方:容量 128GB、USB3.0
古い方:容量 8GB、USB2.0です。
対策方法を色々と検討しました。
USBメモリに同じような症状が出ている方の参考になれば幸いです。
目次
不具合の原因がUSBメモリなのか?PC側なのかをまず確認
USBメモリが認識されたり、されなかったりする。
私は、まず、以下のことを行いました。
●USBメモリの不具合なのか?PC側の不具合なのか?を確認!
私のノートパソコンには、USBポートが5つあります。
内訳は、USB2.0が2つ、USB3.0が3つです。
調子の悪いUSBメモリを他の4つのUSBポートに差し込んでみました。すると他の4つのUSBポートでも同じ現象が起こりました。
また、デスクトップパソコンでも試してみましたが、やはり同じ現象が起こりました。
ちなみに、他のUSBメモリは、どのUSBポートでも正常に認識されます。
私の場合、このことから、PC側が故障しているのではなく、USBメモリ側に不具合が起きている可能性が高いと判断しました。
逆に、いつも使っているUSBポートでは、不具合が起きるが、他のUSBポートに差し込むと異常がない場合は、PC側の特定のUSBポートに原因がある可能性が高いです。
このような場合、接点復活剤を使うと直る場合があります!
接点復活剤を使うことにより接触不良が改善される場合があります!
補足事項!
レシートの印刷面で、こするとUSBメモリの接触不良がなおるという書き込みがいくつかあったので試してみました。
実際に試してみましたが、私の場合は、2つのUSBメモリ、どちらも残念ながら全く効果はありませんでした。
ひょっとすると軽度の場合は、効果があるのかもしれませんが、私の場合、効果がなかったので詳しいことはわかりません。
USBメモリに接点復活剤を使ってみた
私の場合は、USBメモリの接触が悪いようなので、USBメモリに接点復活剤を使ってみました。
もちろん、パソコン側のUSBポートの接触が悪い場合は、USBポートに接点復活剤を使うこともできます。
※どちらの場合も使用する際は、自己責任でお願いします。
ちなみに、接点復活剤とは、
簡単に説明すると、スイッチやコネクタ、コンセントなどの接触不良を復活、改善してくれる働きがあります。
※すべての機器の接触不良をなおすことができるわけではありません。
実際に、調子が悪い2つのUSBメモリに接点復活を使ってみると・・・
1つは直って、1つは直らないという結果になりました。
接点復活剤を使っても不具合(接触不良?)が直らなかったUSBメモリは、USBポートに差し込む金属部分を引っ張ってみると、前後にかなり動きました。接触不良というよりは、物理的に壊れかけた状態だったのかもしれません。
しかし、直らなかったUSBメモリは、私の場合、最終章の「接点復活剤を使っても直らない場合は?」に書いてある方法でUSBメモリをPCに認識させて、USBメモリに入っていたすべてのデータを移動することに成功しました。
※すべての方が、この方法で、うまくいくことを保証するものではありません。
簡単な接触不良の場合は、だいたいが、接点復活剤を使うと直ることが多いと思います。
次の章でおすすめの接点復活剤をご紹介します。
おすすめの接点復活剤は?
接点復活剤には、主にスプレータイプと刷毛(ハケ)タイプがあります。
同じ接点復活剤でも特徴や長所が、やや違います。
USBメモリの接触不良に関しては、どちらを使ってもそれほど変わりはないと思います。
※どちらの場合も使用する際は、自己責任でお願いします。
1、スプレータイプの特徴
広範囲にスプレーすることができます。また付属のノズルを使えば、狭い場所などにも使用できますし、ピンポイントでスプレーすることができます。
2、刷毛(ハケ)タイプの特徴
ここに使用したいという場所に、よりピンポイントで塗ることができます。液が飛び散ることがほとんどありません。
今回は、USBメモリの接触不良のケースで、接点復活剤を紹介していますが、他にもたくさんの用途があり、家に1つあると、いざという時に役立つかもしれません。
接点復活剤を選ぶときの注意点
製品によっては、ゴムやプラスチックにかかると影響がある場合もあります。そのため使用する用途によっては注意する必要があります。使用用途によっては、メーカーの商品紹介ページや説明書で事前に調べておくことをおすすめします。
おすすめのスプレータイプの接点復活剤
KURE(呉工業) コンタクトスプレー(300ml) 接点復活剤 1047
商品の特徴
有名なKURE(呉工業)の製品です。
自動車やオートバイのコネクター、ハーネスなどから精密機器、テレビ、パソコン端子、コネクターなどの電気接点の回復など、幅広い用途で使うことができます。
また、この製品がおすすめなのは、
ゴムやプラスチックにかかっても影響が少ないからです。
公式サイトの商品紹介ページには、「ゴムやプラスチックにかかっても安心です。」と書かれていました。
※フレキシブルケーブル(フィルムケーブル)、導電性ゴムへは使用しないでください。
内容量:300ml
補足事項
おすすめの刷毛(ハケ)タイプの接点復活剤
サンハヤト ガリ取りくん 接点復活剤 液体タイプ GTR-L30
商品の特徴
刷毛(ハケ)タイプの接点復活剤(液体タイプ)なので、接触不良の場所にピンポイントに使うことができます。
内容量 30ml
上記の2点のどちらかで、充分効果があると思いますが、より、強い効果を望む方には、以下の製品があります。
サンハヤト 接点ブライト 50ml ECB-L50
商品の特徴
接点復活剤、接点洗浄剤では除去しきれない酸化膜や硫化膜への対処に!
接点表面の酸化・硫化がひどい場合の通電機能回復に!
●中性
●容量:50ml
次の章では、USBメモリの接触不良の場合の接点復活剤の使い方について簡単な説明をしています。
USBメモリの接触不良の場合の接点復活剤の使い方
接点復活剤の使い方ですが、まず、使用する前に、必ず製品の説明書をお読みください!
今回の記事は、USBメモリの接触不良に関してなので、USBメモリに接点復活剤を使う際の使い方の1例をご紹介します。
※使用する際は、くれぐれも自己責任でお願いします。
スプレータイプの場合
1、まず、スプレータイプの場合は、使用する前に缶をよくふります。
2、USBメモリに使う場合は、直接スプレーするよりは、布などに一度スプレーしてから使用したほうがいいと思います。付属のノズルを使うと周りに広がりづらく便利です。
私の場合は、近くに適当な布がなかったので以下の方法を行いました。
私の場合は、以下の2つの方法で試してみました。
●綿棒をペンチでつぶして平たくして(薄くして)それに接点復活剤をスプレーしてUSBメモリの先端の金属部分の中に、何度か出し入れ(抜き差し)して磨きました。
●もう一つは、コピー用紙を数回折って、使う分だけをハサミで切って(USBメモリに入る長さに切る)それに接点復活剤をスプレーして出し入れ(抜き差し)しました。
※USBメモリの先の金属部分に、ギリギリ入る太さよりは、やや薄くした方がいいです。無理に入れるとUSB端子の先が広がってしまい、返って、接触が悪くなる場合があります。
刷毛(ハケ)タイプの場合
1、このタイプは、容器のキャップに刷毛(ハケ)がついているので、ハケで接触不良だと考えられる場所に塗ります。今回だとUSBメモリの先端の金属部分の中になります。
※液のつけすぎに注意しましょう。液だれする場合があります。
2、1~2分くらい放置して、上記のスプレータイプで説明したやり方で、布や綿棒、コピー用紙などを使って何度か抜き差しします。
あくまでも使用の1例です。
使用する機器や使う場所によって使い方が異なる場合があります。
補足事項!それでもUSBメモリなどが認識されない場合は!?
まず、USBメモリをPCのUSBポートに差し込みます(HDDスタンドの場合は、コンセントを差し込み、HDDスタンドの電源をオンにした状態でUSBポートに差し込みます)
この状態で、USBメモリやHDDスタンドなどをPCが認識しない場合は、USBポートに差し込んだままで、一度、PCを再起動すると、解決する場合があります。また、一度、うまく認識されると、次からは、再起動しなくても認識されることが私の経験上多い気がします。
※すべての場合で、解決することを保証するものではありません。
接点復活剤を使っても直らない場合は?
実は、私の場合、現在使っているUSBメモリと、昔使っていたUSBメモリの2つが、PCに認識されづらくなっていました。
そこで2つに接点復活剤を試したところ、意外にも昔使っていた古い方のUSBメモリの方が、ちゃんと認識するようになりました。
ところが、新しい方のUSBメモリは、依然として認識されたり、されなかったりを繰り返します。
先程も少し触れましたが、接点復活剤を使用しても直らなかったUSBメモリは、差込部分(金属部分)を引っ張ると前後に割と大きく動きましたので、恐らく、物理的に破損しかけているのではないかと思いました。
接点復活剤を使っても直らなかったUSBメモリは、以下のような状態でした
接点復活剤を使っても直らないUSBメモリについては・・・
あくまで、私の場合なので参考になるかはわかりませんが、
USBメモリをUSBポートの一番奥まで差し込まないで、少しずつUSBメモリを差し込んでいき、PCに一度認識されところで、止めました。
すると不思議なことにPCに認識された状態が、長い時間続きました。そこで、USBメモリに入っているデータをすべて他に移動しました。
そして、そのUSBメモリは使用するのをやめて、新しいUSBメモリを購入しました
※私の場合、約80GBのデータの移動に約2時間半かかりましたが、一度も不具合が起きませんでした(PCに認識されたままでした)
ただし、すべての場合において、うまくいくわけではありません。データの移行は慎重に自己責任で行って下さい。
今回のことで、接点復活剤という製品の存在を知り、便利な製品なので、1つは、持っていてもいいかなと思いました。