技術が、進化するにあたって、色々なストレージが発売されています。例えば、ハードディスク、2.5インチSSD、M.2タイプのSSD、USBメモリ、SDカード、microSDカードなど・・・
そういえば、昔はフロッピーディスクというのもありました。恐らく今の若い方は、知らない人の方が多いのではないでしょうか?
また、余談になりますが、PCへの接続方式も以前までは、USBタイプAが、主流でしたが、現在は、USBタイプCが増えてきています。
このように、IT技術の進化はうれしいことですが、その反面、多種多様化により、すべてに対応してるPCも少なくなりました。
例えば、私の持っているノートパソコンは、SDカード等が、利用できるスロットが付いていますが、私の所有するデスクトップパソコンでは、SDカードが使用できません。
現在では、アンドロイド系のスマートフォンや携帯電話、デジカメなどは、標準SDカード、miniSDカード、microSDカードなどのSDカードを使用している場合が多いです。
そんな時に、役に立つのが、簡単にSDカードをPCで使えるようにできるアタッチメントです。
今回の記事では、便利なSDカードリーダー、SDカードリーダーを使用する前の注意事項などについて説明しています。
目次
PCに取り付けるSDカードリーダーには基本的に2つのタイプがある
パソコンに取り付けるSDカードリーダーには、主にポータブルタイプとケーブルタイプの2つのタイプがあります。
1、ポータブルタイプ
小型軽量で、形状は、USBメモリに似ています。簡単に説明すると、USBメモリの横にSDカードを差し込めるスロットがあると考えればわかりやすいと思います。
非常にコンパクトで、USBメモリより少し大きいくらいです。そのため持ち運びに便利で、場所をほとんど取りません。
反面、軽量コンパクトですが、USBポート(USBの差込口)が隣接しているPCの場合、隣接しているUSBポートを2つ同時に使用することができない場合が多いです。
というのは、SDカードリーダーに、SDカードを差し込むことにより幅が広くなってしまうためです。そのため隣接しているUSBポートに干渉してしまうことがあります。
もちろん、USBポートがある程度離れていれば、問題ありません。価格は、ケーブルタイプに比べて安価の場合が多いです。
2、ケーブルタイプ
ケーブルタイプは、USBケーブルの根本にSDカードリーダーの本体があるタイプです。
そのためUSBポートに差し込むUSBジャックの大きさは、基本的に通常のUSBと同じなので、PCのUSBポートが隣接していてもどちらも使用できる場合が多いです。
また、カードリーダー本体がコンパクトタイプに比べて大きいため、コンパクトタイプでは通常2タイプのSDカードしか差し込むことができませんが、ケーブルタイプの場合は、3~4タイプのSDカードなどを差し込むことが可能な場合が多いです。
反面、ケーブルにある程度の長さがあり、本体がある程度大きいのでコンパクトタイプに比べて場所をとります。
価格は、コンパクトタイプに比べて若干高い場合が多いです。
コンパクトタイプもケーブルタイプも、ともにメリットがあるためどちらを購入するかは、使う方によって違ってきます。
以降の章で、コンパクトタイプ、ケーブルタイプの順におすすめ商品を紹介していきます。
その前に、まずは、SDカードリーダーの注意事項をお伝えします。
SDカードが認識されない!?
SDカードリーダーを使う際の注意点!
USB接続のSDカードリーダーをPCに取り付けて、PCでSDカードが使用できるようになった場合の注意事項です!
それは、製品によって各メディア(各SDカードなど)の最大認識容量が存在し、製品によって最大認識容量に違いがあることです。
つまり、容量の大きいSDカードなどをSDカードリーダーに取り付けても製品によっては、PCで認識されない場合があります。
それは、SDカードリーダーが、使用するSDカードの容量(GB、TB)に対応していない可能性が高いです!
また、すべてのメーカーが、すべての製品についての最大認識容量を公表しているとは限りません。
「SDカードリーダー 最大認識容量」、「SDカードリーダー 最大対応容量」、「SDカード 認識しない」などで検索すると、SDカード本体の容量とSDカードリーダーなどの最大認識容量が一致しないということがわかると思います。
そのため、PCに取り付けるSDカードリーダーを購入する際は、そのSDカードリーダーがどのくらいまでの容量(GB)に対応しているか?事前に調べておいたほうがいいでしょう。
しかし、先程も書きましたが、すべての製品において、最大認識容量をメーカーが公開しているわけではありません。
最大認識容量の記載がない場合で、気になる方は、購入前にメーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。
最大認識容量のおよその目安!
およその目安ですが、手軽に購入できる一般的な価格帯のSDカードリーダーにおいてですが、SDカードの中で最も大容量のSDXCカードならば、だいたい128GB~512GBくらいが認識の上限だと思った方が無難だと思われます。
※あくまでも目安です。製品によって最大認識容量は、違います。その辺は充分に、ご注意ください。気になる方は、事前に調べるか、メーカーに確認されることをおすすめします。
さらに補足ですが、
この対応メディアに関しては、恐らくほとんどのメーカーで、対応メディアを記載していると思います。
USB3.0は、下位互換性がある!
SDカードリーダーには、USB2.0の製品とUSB3.0の製品があります。価格的には、USB2.0の方が安いと思いますが、速度を求めるならやはりUSB3.0の方がお勧めです!
また、USB3.0は、下位互換性があり、ほとんどの場合、PCのUSB2.0のポートに差し込んでも使用することができます。
※ただし、この場合は、USB2.0の転送スピードまでしか発揮することができません。また、製品によっては、下位互換性があってもUSB1.1には、対応していない場合があります。
おすすめのコンパクトタイプのSDカードリーダー
昔は、初めからPCにSDカードリーダーが搭載されていない場合は、PC内に後付けとなり、かなり面倒だったと思います。
しかし、現在は、簡単にPCにUSBで接続できるSDカードリーダーが販売されています。
とにかくリーズナブルな製品を探しているなら!?
BUFFALO USB3.0 SDカードリーダー BSCR27U3BK ブラック
商品の特徴
microSDとSDに特化したシンプルなバリューモデル!
コンパクトで持ち運びに便利!
SD専用カードリーダー/ライター
●接続:USB3.0(Type-A)
●カラー:上記の製品は、ブラック。
その他にシルバー・ホワイト・レッドがあります。
●商品のサイズ:26 x 64 x 10 mm
※突起部を除く
●対応メディア:SD、SDHC、SDXC、microSD、microSDHC、microSDXC
対応メディアの最大認識容量について(以下が公式サイト)
https://www.buffalo.jp/product/detail/bscr27u3bk.html
上記のページの「仕様」 →「対応メディア」で、メディアごとに最大容量が記載されています。
●対応OS:
Windows:Windows 7・8・8.1・10・11
※Windows 11 の場合:Build 22000.194(Beta)で確認
Mac: OS X 10.6以降 、macOS 12
●本体の差込口(スロット):2つ(SD、microSD)
●重量:約13g(保護キャップ含む)
公式サイト
https://www.buffalo.jp/product/detail/bscr27u3bk.html
上記の製品の高スピードモデル!
BUFFALO 高速カードリーダー/ライター BSCR26TU3BK ブラック
商品の特徴
microSDとSDに特化したシンプルモデル!
コンパクトで持ち運びに便利!
直接つなぐより約12倍速い! USB3.0&ターボPC EX対応!
SD専用カードリーダー/ライター
●接続:USB3.0(Type-A)
●カラー:上記の商品は、ブラック
その他にシルバー色があります。
●商品のサイズ:67.5×10.2×24.8mm
※突起部を除く
●対応メディア:SD/SDHC/SDXC/microSD/microSDHC/microSDXC
対応メディアの最大認識容量について(以下が公式サイト)
https://www.buffalo.jp/product/detail/taiou/bscr26tu3bk.html
上記のサイトの「カードリーダー/ライター メディア対応状況」で確認できます。
●対応OS:
Windows:Windows 7・8・8.1・10・11
※Windows 11 の場合:Build 22000.194(Beta)で確認
Mac: OS X 10.4以降 、macOS 12
●本体の差込口(スロット):2つ(SD、microSD)
●重量:約15g(保護キャップ含む)
公式サイト
https://www.buffalo.jp/product/detail/bscr26tu3bk.html
その他にも以下の製品などが人気があります!?
Anker 2-in-1 USB 3.0 ポータブルカードリーダー【microSDXC / microSDHC / microSD / MMC / RS-MMC / UHS-Iカード用】
商品の特徴
microSDとSDに特化したシンプルなバリューモデル!
コンパクトで持ち運びに便利!
SD専用カードリーダー/ライター
※説明書には、対応OSがWindows 8 / 7 / Vista, Mac OS Xとなっていました。
それ以外のOSで使用される方は、自己責任でお願いします。
●接続:USB3.0(Type-A)
●商品のサイズ:1.2 x 3.3 x 6.5 cm
●対応メディア:SD-XC, SD, MMC, RS-MMC, SD-HC, Micro SD
※各メディアの最大認識容量の記載については、どこかに公開されているのかもしれませんが、見つけることできませんでした。
●対応OS:Windows 8 / 7 / Vista, Mac OS X
●本体の差込口(スロット):2つ(SD、microSD)
●重量:約13.6 g
補足事項!
公式サイトに説明書のURL(PDF)は、ありましたが、各メディアの最大認識容量は、記載されていませんでした。
また、対応OSは、Windows 8 / 7 / Vista, Mac OS Xと記載されていますが、レビューを読むとWindows10でも問題なく使用できたと書かれていました。
※ただし筆者は、直接確認していませんので使用する方は、自己責任でお願いします!
ちなみに製品の説明書のURLは、以下になります(PDFです)9ページ目から日本語になります。
おすすめのケーブルタイプのSDカードリーダー
BUFFALO マルチカードリーダー BSCR108U3BK ブラック
商品の特徴
USB3.0対応のカードリーダー/ライター!
ACアダプター不要のバスパワーモデル!
48メディア(変換アダプター使用で+6)に対応!
●接続:USB3.0(Type-A)
●カラー:上記の製品はブラック
※その他にホワイト色があります。
●商品のサイズ
外形寸法:68×13×42mm(ケーブル、突起部を除く)
●対応メディア:SD/SDHC/SDXC、microSD/microSDHC/microSDXC、コンパクトフラッシュ(マイクロドライブは非対応)、メモリースティック Duo/メモリースティック PRO Duo/メモリースティック PRO-HG Duo
対応メディアの最大認識容量については、公開されているのかもしれませんが、見つかりませんでした。
●対応OS:
Windows:Windows 7・8・8.1・10・11
※Windows 11 の場合:Build 22000.194(Beta)で確認
Mac: OS X 10.9以降 、macOS 12
●本体の差込口(スロット):4つ
SD、microSD、メモリースティック、コンパクトフラッシュ(背面)
●本体のみの重量:約44g
●ケーブルの長さ
※正式な情報は見つかりませんでしたが、レビューを探してみると約40㎝という書き込みがありました。
公式サイト
https://www.buffalo.jp/product/detail/bscr108u3bk.html
エレコム カードリーダー MR3-A006BK ブラック
商品の特徴
SD専用カードリーダー/ライター!
外部電源を必要としないUSBバスパワー駆動!
●接続:USB3.0(Type-A)
●カラー:ブラック
※他にもレッド色があります
●商品のサイズ:約幅85×奥行き45×高さ15mm(ケーブルを除く)
●対応メディア:SD(HighSpeed,ProHighSpeed,Class2~10)/Wii・DSi用/SDHC(Class2~10,UHS-I,UHS-Ⅱ)/SDXC(UHS-I)/miniSD(※)/miniSDHC (Class2~6)(※)/TransFlash/microSD/microSDHC(Class2~10,UHS-Ⅰ),microSDXC(UHS-Ⅰ)(※)別途アダプター必要
など、
さらに詳しい対応メディアについては、以下の公式サイトで確認して下さい!
https://www.elecom.co.jp/products/MR3-A006BK.html
対応メディアの最大認識容量について(公式サイト)
上記のページの左側の「シリーズ名」で、検索する型番(MR3-A006BK)を探してください。私が見た時は、上から9番目でした。
※表は、内容が変更になる場合がありますので、必ず品番をご自分で確認して下さい
●対応OS
Windows: 11、10、8.1、7(SP1)、Vista(SP2)、XP(SP3)
macOS:macOS Monterey 12、macOS Big Sur 11、macOS Catalina(10.15)
※各OSの最新バージョンへのアップデート、サービスパックのインストールが必要になる場合あり。
●本体の差込口(スロット数):5つ(SD、xD、microSD、メモリースティック、コンパクトフラッシュ)
●本体の重量:約32g
●ケーブルの長さ:約50cm
公式サイト
https://www.elecom.co.jp/products/MR3-A006BK.html
まとめ
今回の記事では、SDカードが使用できないPCでも簡単に、SDカードが利用できるようになる便利なグッズ「SDカードリーダー」をご紹介しました。
今回紹介した商品は、基本的にすべてUSB3.0タイプの製品ですが、USB2.0タイプのものもあります。
前述したように、USB2.0タイプの方が値段は若干安くなりますが、現在、主流は、USB3.0なので3.0の商品を紹介しました。
また、USB3.0は、下位互換性があります。つまりUSB3.0のプラグをPCのUSB2.0のポート(差し込み口)に差し込んで使うこともできます。
※もちろん、スピードはUSB2.0に制限されます。
また、現在では、USB Type-C(USB 3.1)で接続できるSDカードリーダーも発売されています。