現在販売されているほとんどのDVDプレイヤー、ブルーレイプレイヤーには、レジューム機能がついています。
レジューム機能は、「続き再生機能」「ラストメモリー機能」などとも呼ばれることがあり、前回に観たつづきから再生することができる機能です。
レジューム機能があると、映画やドラマ等のDVDやブルーレイディスクを観るのを一旦中断しても、次に観るとき、前回観た場面を探す必要がありません。自動的に前回観た場面からディスクが再生されるので、ストレスなく映像を楽しむことができます。
先程、現在販売されている、ほとんどのDVDプレイヤーやブルーレイプレイヤーには、この便利なレジューム機能が搭載されているといいました。
しかし、実は、このレジューム機能には、色々なタイプがあり、一概に、レジューム機能が付いていれば、便利とはいいがたいのです。
今回の記事では、レジューム機能の種類とレジューム機能が搭載されている、おすすめのDVDプレイヤー、ブルーレイプレイヤーについて紹介します。
目次
レジューム機能には色々なタイプがあり、どこまで有効になるかは様々!
先程も触れましたが、レジューム機能にも色々な種類があります。
自分にとって、本当に役に立つ、必要なレジューム機能は、どれか?
購入する前に調べることが大切です!
私が実際に、見聞きしたことのあるレジューム機能の種類をあげてみます。
例としてDVDプレイヤーを紹介しています。
DVDプレイヤーに搭載されているレジューム機能のタイプ!
1、DVDプレイヤーのトレイを開かない限りレジューム機能が有効!
トレイを開くとレジューム機能が解除される。
2、DVDプレイヤーの電源を切らない限りレジューム機能が有効!
電源を切るとレジューム機能が解除される。
3、電源を切っても、レジューム機能が有効!
しかし、他のディスクを入れてしまうとレジューム機能が解除される。
4、電源を切っても、ディスクを入れ替えてもレジューム機能が有効
その他にも、ごくまれにですが、電源を切っても、ディスクを入れ替えても、電源コードを抜いてもレジューム機能が解除されないタイプもあります。
※上記は、あくまで、おおまかな分類で、さらに細かく分類される場合があります。
例えば、電源を切ってもレジューム機能が有効なタイプでも以下の5パターン以上があります。
1、トレイを開くとレジューム機能が解除されるタイプ
2、トレイを開いてもレジューム機能が解除されないタイプ
3、トレイを開いてもOKだが、ディスクを取り出すとレジューム機能が解除されるタイプ
4、トレイを開いて、ディスクを取り出してもレジューム機能が解除されないタイプ
5、トレイを開いて違うディスクに入れ替えてもレジューム機能が解除されないタイプ
実際に、DVDで動画を観るときには、最低でも電源を切ってもレジューム機能が有効である製品がユーザーにとって、便利な製品といえると思います。
追加補足!
また製品によっては、説明書にレジューム機能、ラストメモリー機能搭載とシンプルに書いてあるだけで、電源を切ってもレジューム機能が有効と書いていなくても、実際に試してみると、電源をオフにしても、ディスクを取り出しても、ディスクを入れ替えてもレジューム機能が解除されないで有効な場合もあります。
実際に私の購入した商品は、電源を切ってもラストメモリー機能が有効としか書いていませんでしたが、ディスクを取り出しても、ラストメモリー機能(レジューム機能)がちゃんと働きました。
余裕のある方は、購入した製品で試してみるのも面白いと思います。
DVDプレイヤーと違い、ブルーレイプレイヤーの場合、レジューム機能が100%発揮されるとは限らない!?
ここで、戸惑ってしまうのは、DVDプレイヤーの場合、説明書にレジューム機能(機種によっては、ラストメモリー機能・続き再生機能)が搭載されています。と記載されている場合は、基本的に、ほぼすべてのDVDディスクでレジューム機能が働きます。
例えば、「電源を切ってもレジューム機能は、解除されません」と説明書に書かれていれば、ほぼすべてのDVDディスクでその通りの性能が発揮されます。
※基本的に正式な映画のDVDやドラマのDVDなどDVD-Video 形式でフォーマットされたディスクであることが条件です
しかし、ブルーレイプレイヤーの場合は、そうは、いかないのが現状です!
例えば、ブルーレイプレイヤーの説明書にレジューム機能が搭載されています。と書かれていても、ブルーレイのディスクによっては、レジューム機能が働かない場合が多々あります。
それは、決してそのブルーレイプレイヤーが故障しているわけではありません。ディスク側のソフトの問題になります。
そのため、そのブルーレイディスクが故障しているわけでもありません。
ブルーレイプレイヤーのレジューム機能に関しては、
ソフト側(ブルーレイディスク側)で無効にされている場合があるため、たとえブルーレイプレイヤー側にレジューム機能があっても、実際にはレジューム機能が働かない場合があります。
ただし、ブルーレイプレイヤーの場合は、基本的にDVDも再生できますので、レジューム機能が搭載されているブルーレイプレイヤーで、DVDを再生する場合に関しては、レジューム機能が問題なく働く可能性が高いです。
レジューム機能が働かないことがあるブルーレイディスクとは?
有名なのが、BD-LIVE対応のブルーレイディスクなど、BD-Jという技術を使った市販品やレンタル品です。これらは、例え、ブルーレイプレイヤーにレジューム機能が搭載されていても、レジューム機能が働かない場合が多いです!
つまり、BD-J「Blu-ray Disc Java」と呼ばれるプログラムを使用したブルーレイディスクは、レジューム機能が働かない場合が多いです。
※しかし、再生するタイトルによっては、ソフト側で、独自にレジューム再生機能を持っている場合もあり、BD-J、BD-LIVE対応のブルーレイディスクでもレジューム再生が可能なソフト(ブルーレイディスク)も存在します!
BD-J(Blu-ray Disc Java)と呼ばれるプログラムを使用しているディスク!
●BD-LIVE対応のブルーレイディスクとは?
BD-LIVEとは、インターネットに接続したブルーレイプレイヤーなどを通じて、最新映画の予告編やBD-LIVEだけの特典映像など、様々なコンテンツのダウンロードを楽しめる機能を持っています。
つまり、BD-LIVEに対応したブルーレイディスクソフトは、本来ディスクに収録されていないコンテンツを楽しむことができる仕組みになっています。
また、BD-LIVE機能を付加することにより、映像・音声・字幕の追加や、メニューの更新なども可能になります。
※BD-LIVE独自のコンテンツを利用するには、プレイヤーが、BD-ROM Profile 2.0に対応している必要があります。またインターネット環境が必要になります。
2008年頃から対応機器が登場して、対応機器にはBD-LIVEのロゴマークが付いています。
BD-LIVEは「Blu-ray Disc Java」と呼ばれるプログラムを使用しています!
一般のブルーレイディスクとBD-LIVE対応のブルーレイディスクの見分け方!
●BD-LIVE対応のブルーレイディスクの見分け方!
BD-LIVEが、楽しめるBDソフトには、BD-LIVEのロゴが記載されています。
勝手にロゴを載せるわけにはいきませんので、お手数ですが、以下で検索してみてください!
「BD-LIVEのロゴ」などで検索してみてください
追加補足!
BD-J(Blu-ray Disc Java)に関しては、2007年11月以降に発売されるブルーレイプレーヤーへの搭載が、義務づけられています。
また、 ネットワーク機能としては、BD-Live(Blu-ray Disc Live)と呼ばれるプロファイルが標準化されています。
レジューム機能搭載のおすすめのDVDプレイヤー
レジューム機能に関しては、先ほど触れたとおり、いくつかのタイプがあります。
以下で紹介している商品の特徴のレジューム機能を参考にしてください。
なるべく電源を切ってもレジューム機能が有効なプレイヤーを紹介しています!
※一部の商品を除く
山善 キュリオム DVDプレーヤー CPRM対応 再生専用 CDVP-42HD(B)
商品の特徴
●HDMI対応
●CPRM対応
●付属品:取扱説明書、リモコン、AVケーブル(約1.2m)、HDMIケーブル(約1m)
※リモコンの電池は別売りになります
●山善のQriom(キュリオム)ブランド商品です!
ちなみに山善は、東証一部上場企業です!
●レジューム機能(ラストメモリー機能)を搭載しています。
電源を切っても次に再生する場合、続きから再生できます。
ラストメモリー機能(レジューム機能)に関しては、
下記の説明書の28ページのラストメモリーで記載されています。
説明書のURL
https://book.yamazen.co.jp/product/qriom/category/visual/document/CDVP-42HD_Manual.pdf
※PDFファイルを閲覧するためには、Adobe Readerが必要です。
パナソニック DVDプレーヤー DVD-S500-K
商品の特徴
●DVD-VR CPRMの再生に対応!
※HDMIは、非対応です
●レジューム機能(続き見再生)に対応しています。
電源を切ってもレジューム機能が有効です!
ただし、メディアを取り出すとレジューム機能が解除されるようです。
詳しくは、説明書の10ページの「続き再生メモリー機能」を参考にしてください。
説明書のURL
以下の公式サイトから説明書のPDFファイルをダウンロードできます。
https://panasonic.jp/diga/p-db/DVD-S500_manualdl.html
※PDFファイルを閲覧するためには、Adobe Readerが必要です。
ソニー DVDプレーヤー 再生専用 DVP-SR20 BC
商品の特徴
●CPRM対応:デジタル放送を録画したDVDの再生に対応!
※HDMI端子は、非搭載です!
●レジューム機能を搭載しています。
ただし、ディスクトレイを開いたとき、電源コードを抜いたときは、解除されるようです。
※電源を切ったときに関しては、正式には、記載されていないので、電源を切ってもレジューム機能が有効かどうかは、わかりませんでした。
しかし、普通は、電源コードを抜く前に電源を切りますので、電源コードを抜いた時にレジューム機能が解除されるのであれば、電源を切っても、電源コードを抜かない限りレジューム機能が有効である可能性があると思い、今回紹介しました。
電源を切ってもレジューム機能(つづき再生)が有効であることを優先する方は、お手数ですが、メーカーに問い合わせてみてください。
説明書のURL
以下の公式サイトのURLから説明書のPDFファイルをダウンロードできます。
レジューム機能(つづき再生)については、説明書の12ページの書いてあります。
再生を止めたところから再生するには(つづき再生)を参考にしてください
https://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/manual/44008400DVP-SR20.html
レジューム機能搭載のおすすめのブルーレイプレイヤー
ブルーレイプイレイヤーは、基本的に、ブルーレイの他に、DVDも再生することが可能です。
ブルーレイに関しては、先ほど説明した通り、ブルーレイのソフト側でBD-Jのプログラムを使用しているディスクがあるため、すべてのディスクでレジューム機能が有効になるわけではありません。
レジューム機能に関しては、先ほど触れたとおり、いくつかのタイプがあります。
以下で紹介している商品の特徴のレジューム機能を参考にしてください。
なるべく電源を切ってもレジューム機能が有効なプレイヤーを紹介しています!
※一部の商品を除く
パナソニック ブルーレイプレーヤー DMP-BD90
商品の特徴
●サイズ:幅245×高さ38.5×奥行175mm
※突起物を部を含まないサイズです。
●質量:約0.8kg
●HDMI端子:1つ
●HDMIケーブルは、別売りになります
●レジューム機能を搭載しています。
電源を切ってもレジューム機能は、解除されません。
しかし、メディアを取り出すと解除されます。
また、BD-Jのブログラムを使用しているブルーレイに関しては、レジューム機能は、働きません。
説明書は、以下のパナソニックの公式サイトからダウンロードできます
https://panasonic.jp/diga/p-db/DMP-BD90_manualdl.html
取扱説明書と活用ガイドの2つがありますが、レジューム機能(続き再生メモリー機能)に関しては、取扱説明書の方に記載されていました。
取扱説明書の「再生する」の「続き再生メモリー機能」を参考にしてください。
ソニー ブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤー BDP-S1500
商品の特徴
●高速起動モード設定時:電源OFF状態から1秒以下で高速起動!
●DVDもハイビジョン映像のように高画質化!
●HDMIケーブルは、別売りになります
●レジューム機能を搭載しています。
しかし、電源を切ると解除されるようです。また、ディスクトレイを開いたときなどもレジューム機能が解除されます。
説明書は、ソニーの公式サイトからダウンロードできます。
https://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/manual/45477760BDP-S1500.html
レジューム機能(つづき再生)については、12ページと27ページに記載されています。
パナソニック ブルーレイプレーヤー 4Kアップコンバート対応 DMP-BDT180-K
商品の特徴
●4K対応テレビ、フルHDテレビでも、高画質映像が楽しめる4Kアップコンバート出力対応
●ネットワーク機能対応で、ディーガの録画番組やインターネット動画が楽しめます!
●高速起動・高速トレイオープンの快適動作起動!
●レジューム機能を搭載しています
電源を切ってもレジューム機能は、有効です。ただしメディアを取り出すとレジューム機能が解除されます。
また、BD-Jのブログラムを使用しているブルーレイに関しては、レジューム機能は、働きません。
説明書は、以下のパナソニックの公式サイトからダウンロードできます
https://panasonic.jp/diga/p-db/DMP-BDT180_manualdl.html
取扱説明書と活用ガイドの2つが、ありますが、レジューム機能(続き再生メモリー機能)に関しては、取扱説明書の方に記載されていました。
取扱説明書の「再生する」の「続き再生メモリー機能」を参考にしてください。
海外製品のノーブランドのDVD・ブルーレイプレイヤーを購入するときの注意点!
DVDプレイヤーやブルーレイプレイヤーに関していえば、海外製品は、日本製品に比べて値段が安いことが多いです。
しかも値段が安い割に、機能が豊富なこともあり、お買い得ともいえます。
特に、レジューム機能に関しては、値段の割に、高機能なレジューム機能を搭載している場合も多々あります。
例えば、プレイヤーの電源を切ってもレジューム機能が有効なだけではなく、ディスクを入れ替えてもレジューム機能が有効な製品もあります。
ただし、日本製品と違い、海外のノーブランド品を購入するときは、ある程度の注意が必要です。
私が、海外製品のノーブランド品のプレイヤーを購入するときにチェックするポイント!
●リモコンの操作ボタンが、日本語表記であること。
ただ単に、ユーザーにとって便利なだけでなく、日本語表記にしているしている場合は、それだけちゃんと製品を売る姿勢があり、商品の信頼性も日本語表記の方が高いと私は、思っています。
実際に私の場合ですが、安さにつられて海外製のノーブランド品のDVDプレイヤーを購入しましたが、3日で故障して、DVDが取り出せなくなった経験があります。その時も実は、リモコンが日本語表記ではありませんでした。
●商品名に型番が含まれていること。
例えば、「高性能DVDプレイヤー、レジューム機能付き」という製品より、「DVDプレイヤーAB-12EF〇」などのように型番が、しっかり表記されているということです。
型番がしっかり表記されていれば、その型番をもとに、ネットで説明書を検索したり、商品の評判を検索することも可能な場合が多いです。
※あくまで、個人的な意見です。
値段の関係で、どうしてもノーブランドの商品が欲しい場合!
しかし海外のノーブランド品は、値段が安く、意外に高機能な場合も多く、魅力的に感じる場合も多いです!
そういう場合は、保証書を発行してくれる実店舗(家電店、ホームセンターなど)やネットショップでも保証書が有効な、お店で買うことをおすすめします。
保証書があれば、故障した場合もちゃんと保証してくれるはずです。
やはりレジューム機能は、便利だとあらためて感じました!
映画やドラマのDVDやBDをレンタルビデオ店で借りてきた場合、一気に最後まで観る人と、一度休憩をはさんだり、続きを次の日に観る方のどちらが、多いのか知りません。しかし、やはり、レジューム機能があるのは、便利だと思います。
特に、電源を切ってもレジューム機能が有効であれば、非常にありがたいと思います!
さらに、レジューム機能に関しては、電源を切って、ディスクを取り出しても解除されないでレジューム機能が有効な製品が多くなると嬉しいです。
特に日本製で増えて欲しいと思います!
ちなみに、以前パイオニアのDVDプレイヤーを使っていましたが、15年以上の前の製品ですが、電源を切っても、ディスクを取り出してもちゃんとレジューム機能が働いてくれました。